税制改正大綱2020
2020年度の税制改正大綱が発表されました。
毎年税制については、12月中旬に発表できるように、各部署で話合いがおこなわれているんです。
特に、2020年の改正で私が興味あったのは、海外不動産の減価償却費です。
これは認められなくなります。
海外不動産の投資で出た赤字を、日本国内の給与所得と損益通算できていたのですが、これができなくなります。
お給料が多い人はそれなりの所得税を納めなくてはいけないですが、赤字が出た時にそれを損益通算して所得を減らすことができるという合法的な手段だったのよね。
海外不動産を保有している間は所得税を減らし、売却時に高く売れた場合はキャピタルゲインで2度おいしいという話で、庶民の私たちにはご縁はないが、このやり方で所得を抑えている日本人の方も多いみたい。
NISA口座のルールも変わります。
現行は2023年までのルールなので、2024年から5年間は積み立てNISA20万円と、今までと同じNISA枠102万円で現行120万円から2万円増える。
新しいルールでは、高レバレッジ投資信託も除かれる。
この意味は、個人投資家さんたちに長期で投資続けてねという意味と、個人の資金を安定的に安全にという狙いよね。
今年の株式は、ダウも日本株式も年初来高値という方向へ終わりそうだ。
来年はどうなるかな?毎年同じことを思う。
分からないときは半分半分か、10%上がったら利益確定。
これをコツコツやっていくしかないわよね。