株式の損益通算

年内にしておかなければいけないこと。
株式の損益通算。

上場株式などを売却して出た損失を、その年の他の上場株式などの売却益
や、利子・配当所得と相殺できる制度。
例)
A 株は損失 ―100万円
配当利益 +10万円
B 株 利益 +50万円
配当所得の 10 万円に対して 20.315%の税金(20,315 円)と株式譲渡の50万円に対して20.315%の税金(101,575 円)が源泉徴収(天引き)されます。

しかし、損益通算を行うと、
年間の損益は「-40 万円」(-100 万円 + 10 万円+50 万円)本来支払わなければいけない源泉徴収分の 121,890 円(20,315 円+101,575 円)を支払わなくて良くなるんです。
一つの考え方として、今年利益がでてるから、もう C 株は見切りをつけて年内マイナスで終わらせようと考えてる人はいませんか?


株式をマイナスで終わらせないで、繰越控除もしましょう。その年の損益通算でも相殺しきれなかった損失を、翌年以降 3 年間にわたって繰り越し、将来の利益と相殺できる繰り越し控除という制度です。しかし、毎年連続で確定申告を行う必要です。申告を忘れると権利がなくなってしまうため注意ですね。


同じ証券会社の特定口座内ならば、証券会社が損益通算してくれますが、複数の証券口座をお持ちで損益通算をした場合は、自分で確定申告をしなくてはいけません。
確定申告の1年間は1月1日から12月31日までなので、損益通算をしたい場合は12月26日金曜日までに株式の取引を終わらせといてくださいね。


あと今年ものこすところ3週間。
体調管理を万全に、早めに年越し準備をしていきましょうね。
年越しの準備は、12 月 13 日の「正月事始め」から始めるのが一般的だと言われています。
クリスマスより年越しの準備が気になりだすのも年齢が増した証拠かもしれません。

お金

前の記事

BNPL(後払い決済)