起業でも失業給付
会社を辞めて起業する場合にも、失業給付をもらえるようになったのを知ってた?
2014年7月までは、失業して起業準備を始める人は、自営業者とみなされ、失業給付をもらうことができなかったのが、「求職活動中に創業の準備・検討をする場合」も、失業手当の給付対象となると変わるそうよ。
厚生労働省の通達では、準備段階であれば、失業手当が支払われ、給付は最長1年間もらえるのよ。
もちろん条件はあるの。
単に起業を準備しているだけでなく、平行してハローワークなどで求職活動もするんですって。なんだかおかしい感じもするけど。
起業するふりだけして、不正に手当を受け取ろうとする人を防ぐためらしいわ。
日本の開業率は5%以下。アメリカが9.3%。英国が10.2%。
政府は成長戦略で開業率を今の2倍の10%に高める目標をかかげているの。
安倍ノミクスの3本目の矢の成長戦略はうまくいくのかしら?
開業率が上回れば、経済にプラス効果が表れるのかしら?
政府の調査によると、起業希望者のうち55%にあたる46万人が会社員。
そんなに起業したい人がいるのかしら?
国が起業を支援してくれるのはうれしいわ。
しかし、サラリーマンの私もそうだけど、会社からの給料の未払いもなければ、厚生年金の半分も会社に払ってもらっている。
会社からいろいろ恩恵をたくさんいただいて保護されている状況だから、自分の身を自分で守る世の中、荒野へ出されても生きていけるか?
起業するか会社へ就職するか微妙な選択だわ。
起業して、自営業者して一生失業とは無縁になればこんなよい話はありませんが、
逆に、自営業を選んだ結果、失業保険というセーフティーネットが奪われていく不安が生じるのよね。
起業する気のない私は、今ある会社でのお仕事しっかりやるしかなわ。