後期高齢者の母の資産運用
ここぞとばかりに自慢げに話す母。
今年の運用とご提案ということで、証券マンがアポを取り、訪ねてきたそうだ。
資産状況の説明を受けながら、母の言葉は、
「私分かったんです。何もしないのが後期高齢者には一番よい運用だと。」
その一言で、後の話ができなくなり、営業マンさんは帰っていったようです。
「投資をしない」という運用も人によっては正しいかも?
もちろん若い人には「投資をしない運用」はお勧めしないわ。
まずは、投資の前に貯蓄で余裕資金を作ることが大切!
大学生の甥っ子姪っ子たちに貯金はどうすればできるの?
とたまに質問すると、この頃はまともな返事が返ってくるようになった。
入ってくるお金と出ていくお金の余ったものが貯蓄になって、それを積み重ねていくもの。
そのあとにもう一言が、今6万あるから3万使えるな!!
使うためのお金だからこれも正しいわ。
大学生はいろんなものがたくさんほしい年頃だわよね。
母はいう。
「贅沢をしていなくても、お金は減るのよ。」
その理由として、
- 子供や孫たちにお金を使い、自分のために使われていないから。
- 老後のお金を増やそうとして投資をして、逆に目減りしたから。
だからお金は減っていってるのね。
だったら当たり前だが、もっているお金の範囲で老後を楽しく生活し、死ぬ時はきれいにお金を使い切り、父のもとへ旅立ってくれることが一番よい選択かもね。
投資で悩んでいる後期高齢者のみなさんへ
リターンはリスクの上に成り立つものだから、リスクを取りたくない人は投資をしないという選択を選んで大丈夫です。
しないを選んだ人は、ある範囲で生活していきましょう。
自分で貯めたお金は使いきりましょう!