「教育資金信託、1万件に」のニュースをみて
日経朝刊6月12日のニュースボードに、孫への教育資金の贈与1,500万円まで非課税を申し込んだ人は、信託大手4行で4月から5月30日時点で1万件、申し込み金額は約700億円に達したそうです。
ラッキーなお孫チャンたち。
1件あたりの平均は600万から800万円になるそうです。
この金額でどのくらい教育資金が賄えるかよりも、日本の金融資産1,500兆円のうち6割を60歳以上の世代が保有されていると言われている事がすごいわ。この制度は日本だからできる制度ですよね。他の国でこのような制度がある国はあるのかな??
しかし、この教育資金贈与の名目はあくまでも教育資金に使いきらなければいけないこと。もし使い残しが出た場合は、相続税より高い、贈与税がかかるので、頂いたお孫チャンたちは、必ず使い切りましょう。
それとは違う贈与に、暦年贈与もあります。
こちらは、使用目的はないので、自由に使えてよいですよね。大金もちの方たちは、贈与税を払ってでも暦年で積み重ねていけば、生前贈与なしで相続税を払う場合と大きく変わる場合もあるから、有効な相続対策を考えていってくださいね。
お金の使い方はいろいろありますが、相続時で争うお金になるならば、自分の意思で使ってもらえるお金をプレゼント出来る方が幸せですよね。
なんてなんて素敵なことでしょう。(裏山)