金利の推移
1月24日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%から0.5%に引き上げを決定したことから、メガバンクは普通預金の金利を0.1%から0.2%に引き上げることを発表しました。
0.2%の金利となるのは、2008年11月以来、17年ぶりなんですって。
ここで、日本の金利の推移を考えてみましょう。
若い人は金利の推移もわからないと思いますが、バブル期を経験した人は金利のついていた時代を覚えていますか?
ゆうちょ銀行の1974年の定期金利は7.5%もあったんですって。
驚きの金利です。
100万円を10年定期に入れておけば複利運用で、200万円以上になった時代よね。
1990年12月末には6.08%でここから金利は下がっていき、1995年9月以降の政策金利は0.5%を超えることがなくなってしまったのよ。
なんとその間の30年にわたって金利が0.5%を超えていない時代を我々は生きてしまったのね。
振り返ってみれば、子供のころ、お年玉もらって貯金していたら増えていた時代もあったわ。
その一方、直近の2004年3月末から2024年3月末にかけて100万円を20年間定期に預け入れていても、その間に付いた利息は1万円ほど。
だから金利が付かなくなった2000年ぐらいから資産運用という言葉が耳に付くようになったのね。
金利が付いていた時代は、リスクを取って投資する必要は特になかったということよね。
2000年初めはまだネット証券より、店頭の証券会社が街中にはあったように思います。
アメリカ株も直接買えない時代です。
投資環境はこの30年で激変したのね。
そこで、質問です。
金利が上がっていけば、資産運用は必要ないですか?
日本が1974年ごろまでの7%以上の金利が付くならお金を預けておいていれば問題ないと思いますが、今やっと0.2%の金利をもらえることを考えた場合、現金だけでは不安ですね。
リスク資産を使った資産運用は必要だと考えます。
株式でいえば、高配当企業です。
配当金で年4%という会社もあります。
金利の2000倍です。
3月末に配当を出す会社が多いので、高配当銘柄を探してみるのもよいかもしれませんね。