PER, PBR, 株式分割
SELL IN MAYは今年はやらないほうがよかったという、6月入っても上がり続けているマーケットですね。
春前に仕込んだ株式をもっている人は毎日資金が増えている状況ではありませんか?
増える口座を眺めるのは気持ちよいです。
株価を見るときに注意したいものとして、PERとPBRを見てみましょう。
PERは、株価収益率です。
株価がEPS (1株当たり純利益)の何倍の価値になっているかを表したものです。
今の日経のPERは15倍を抜けました。
日本の上場企業の場合、PERは15倍程度が平均とされているので、私からみるとそろそろ天井で一回下がるタイミングとみていますが、どうなるんでしょうね?
12、13倍は買いのシグナルかもしれませんね。
3月31日付の日本経済新聞は「東京証券取引所はPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る上場企業に対し、株価水準を引き上げるための具体策の開示を求める」というニュースが出ていました。
PBRとはPrice Book-value Ratioの略で、株価が1株当たり純資産の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。
PBRが1倍であればこの解散価値と株価が同じ水準ということだということです。
※解散価値は、企業の資産総額から負債総額を差し引いた株主資本(純資産)のことをいいます。
だからPBR1以下は、解散する価値が低いということになります。
ということは株価もお安いということにもなります。
今東京証券取引所では、最低投資金額の引き下げ要求を受けて、今年株式分割が進んでいます。
3月決算の会社では、株主の元に総会のお手紙が届いてますよね。
私もバンダイナムコ、ダイフクは3分割で最低単元株の100株が300株になりました。ということは1株当たりの金額が小さくなりました。
100株の買い増しが楽になるということになりました。
これは来年1月スタートの新NISAに個人の資金が入りやすく、最低投資額を小さくする動きですよね。
しかし、日本には株売買時の最低単位が100株とする独特な単元株制度があります。
ここをアメリカのように1単元に変更してもらうとほんと投資もしやすくなりますよね。
私のアメリカ株は5株とか10株とか小さい単位です。
ちゃんと配当も付きます。
アメリカができることは日本でもできるはず、金融庁さん、ほんと1単元株からの投資ができるようにお願いしたいものです。