金融政策決定会合

今週の19日、日本銀行は金融政策決定会合を行いました。

この会合で何を決めるかと言うと?

金融政策の運営に関する事項を審議・決定します。

年8回、各会合とも2日間開催されます。(1,3,4,6,7,9,10.12月に行われます)

今回の金融政策決定会合で、日銀はマイナス金利政策の解除を決めました。

今までは、日銀が金融機関から預かる当座預金の一部にマイナス0.1%の金利を付けることで、預金していると損をしますよ。

だからお金を貸すなどしてお金を回してくださいという政策を取っていました。

そのおかげで、貸出金利はさがりましたが、私たちの預金金利も下がり、デフレ時代を招き、賃金が上がらないということになりました。

しかし、コロナ禍が終わり物価が上がり、企業の考え方も変わり、今年の春闘の労使交渉を見ると平均5.28%という賃上げ率で1991年以来33年ぶりの5%越えとなりました。

この企業の賃上げが、政策変更の決めてとなったと植田総裁もおっしやり、マイナス金利の解除となりました。

それに植田総裁は

「当面は緩和的な金融環境を維持する考え」

ということもあって、なんだか世の中は、ドキドキより、そろそろ変わらないとねというモードという感じがします。

そうなると、金利が上がるの?

という問い合わせが来ますが、まだ0.1%です。

大きな金額を借りる人は少しでも金利は低い方がよいですが、皆さんには長い時間軸が味方も付いています。

焦らずにやっていきましょう。

私もこれから住宅ローンを組む身として、この金利上昇はとても気にところが本音でもあります。

結論を1つにしないで、柔軟性をもって、いろいろな策を考えていけば乗り切れます。

来月の金融政策決定会合もしっかり見ていきましょう。

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