金利が上がるとどうなる?

金利とは?
お金の貸し借りをするときに、借り手に対し貸して、上乗せして支払う借入金額の割合のこと。
借り手にとっては、手数料として支払い。
貸し手にとっては、貸したお金に対して上乗せして利益がもらえます。
例でいえば、銀行にお金を預けると利子が付き、住宅ローンのように、お金を借りるとそれに応じた利息を支払うということです。
金利の動きは、経済状況や金融政策によって変動します。
景気が良くなり物価が上がると、金利を引き上げて消費を抑えます。
反対に景気が悪くなると金利を引き下げて、景気の回復を促します。
金利の変動は、日々の暮らしや経済にさまざまな影響を及ぼすんですね。
金利が上がることでの家計への影響は?
まずは、普通預金や定期預金の利息が増加します。
預金額の多い世帯は、利息収入が増え資産形成しやすくなります。
生命保険料の予定利率が上昇して、終身保険や貯蓄型保険の運用が良くなり、保険料が下がるかもしれません。
お金を借りている人は返す金額が増えます。
例として、住宅ローンです。
住宅ローンには「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。
固定金利を選んだ人は金利上昇しても予定返済額は変わりません。
変動金利を選んだ人は少し注意が必要です。
変動金利は固定金利より低いので、急に固定金利に切り替えることも難しいと思います。
しかし、方法はあります。
分からないときや不安があるときは住宅ローンを組んだ銀行へ相談してみましょう。
特に、来月の日銀の政策会合はどうなるでしょうかね?
9月の会合では政策金利は据え置かれましたが、2人の委員が利上げの議案をだしていて、利上げに動くかも?とみられています。
少し注意して金利の上昇を見ていく時期になっているのかもしれません。