安全資産?
なぜに円が買われるの?
投資アドバイザーとしての仕事をしていて思うのですが、お客様は冷静だ。
もちろん余裕資産で海外投資をされているので、今結果を出す話ではないので、今は様子見だよね!というスタンスだ。
しかし、一末の不安感もある。
過去の成績をみていて、市場が荒れているときはトレンドが出やすいから成績がでるが6か月後落ち着いてくると、上がることができなくなる相場が続く。
また3年今のままの状況で続くなら、円高によって円ベースではそれほど増えないが、ドルベースで増えてるなら解約する時かな?とも思うのだが、なにせ余裕資産での運用なので、お客様はドルベースより円ベースで増えて欲しいのよね。
しかしながら、なぜ市場が混乱時に円が買われるの?
リーマンショックも円高に触れ、東日本大震災も円が買われた。
市場は混乱時にはリスクを避けるために低金利通貨を買う傾向がある。
それに、日本は難民問題、戦争問題とはほど遠い国よね。
治安の良さは世界一。
この国が混乱に陥るかというとその可能性は少ないわ。
日本という国に対して世界の信頼度は相当高いわね。
逆に市場が安定しているときは、低金利通貨を借りて、金利が高めの通貨を買うという傾向がある。
それが、昨年末にアメリカの利上げあたりに起きていたことよね。
しかし、忘れてはいけないのは、日本は借金国よ。
今後財政状況悪化でどうなるのかはわからいないわ。
円が永遠に安全資産であり続けることはないはずよ。
今、日本円は安全資産として見られているから円高方向へ向かっているなら、ドルの買うチャンスかな!!
その時々により、安全資産も変化していくなかで、分散の意味も含め外貨を買おうという気持ちがあるならアメリカドル、カナダドル、オーストラリアドルという通貨を買っておくのが安心なのではないかな。