国庫に帰属した遺産額
子供や配偶者などがいない人が、遺言書も残さずに亡くなった場合、通常裁判所が選んだ相続財産清算人が遺産を整理して、お金は国庫に入る。
この金額が2022年度は768億円相当になり、10年前に比べて倍増しているそうよ。
理由はいろいろあるみたい
生涯未婚で子や配偶者のいない高齢者が増えている。
不動産価格などが上がり資産が増えた。
金融資産を持つ世帯は60歳以上が多く、貯蓄に回す傾向で、資産が増える。
相続人がいない人はどうしたらよいのか?
国庫以外の遺産の行先を探しておくことだ。(NPO団体や大学などに)
注意することは、不動産や株式での寄付は受け付けていない団体が多いから、遺産は現金にしておくか、遺贈寄付を相談できる窓口に、自分の気持ちを聞いてもらうこともよいかもしれない。
今後日本は2050年には、65歳以上の一人暮らしが1,084万人となり、2020年と比べると約1.5倍になるそうです。
未婚者の割合は男性が6割、女性が3割と試算されています。
お金を貯めるのもいいですが、世の中のために使っていきましょう。
特に資産をお持ちの一人暮らしになる予定の方たち、国庫に入るならばお金に目的を作ってあげましょう。