ペアローン

路線価が7月1日に公表されました。
4年連続の上昇で、上昇幅はバブル期後として過去最大ですって。
そんな中で、住宅を買おう!となると、皆さん住宅ローンを組むわよね。
借入金が増えた場合の返済方法として:
- 返済期間を延ばす
- 夫婦一緒でのペアローンを組む
2024年の新築マンションの購入者において、夫婦でのペアローン利用率は首都圏では37%ですって。
ペアローンのメリットとして:住宅ローン控除を夫婦それぞれで受けることができる。
借入額を増やすことができる。
デメリットとして:印紙代や事務手数料などの費用が2倍になる。
どちらかの収入が下がってもローン返済額は変わらないので、もう一人が2人分の返済をしなくてはいけない。
退職など、仕事を辞めた場合、住宅ローン控除がなくなってしまう。
住宅ローンの負担割合と、登記している所有割合が異なったり、ペアローンの借換えや繰上返済をした場合、贈与税が発生する可能性がある。
ペアローンで取得した不動産は夫婦の共有名義となり、離婚時にローンの残債があった場合、ローンの責任はそのまま残りそれぞれが返済することになります。
なんだかデメリットのほうが多くなってしまったわ。
ペアローンを組む場合は、夫婦仲良く、収入面も維持・上昇を続けなくてはならないので、案外将来のことを考えるとチャレンジャーローンとも言いたくなるわ。
住宅購入で、一生ものの買い物だからと言って予算以上の家を購入したり、高騰しているけど、必要だからと言って見切り発車で購入してしまう人が多いそうよ。
「買える家」と「買っていい家」は同じではないことを肝に銘じておきましょう。