大人になる意味
今年の成人の日はお天気も恵まれ、振り袖を着たお嬢様方を街で見かけました。
景気が良くなっているのか、去年よりも多くの振り袖姿を見た感じがします。
街を歩くお嬢さんたちは、みんななんてかわいい人ばかりなの。
振袖の似合う第一の条件はやっぱり若さよね。
今年の元旦に20歳を迎えた新成人は121万人。1970年の246万人と比べたら半分に減っているらしい。年寄の多い日本になっているのね。
日経の社説に、今の若い女性は保守的で内向きらしい。内閣府の調査で、夫は外で働き妻は家を守るべきだという意見に賛成する20代女性が大幅に増えているそうです。
私はこの考え方には賛成できません。私も20歳の時は、大学生の時に婚約して、そのまま卒業後に結婚できたら・・・と夢あこがれていたのですが、結局結婚はしないで、一人で生活しています。
今までの経験から言えることは、誰かをあてにして頼った生き方をしてはいけないということです。
社会では男女雇用均等法などという法律はあるのですが、社会通念上、子供は女性が育てるものと決めつけています。人事院が出した一般の国家公務員の育児休業の実態調査で、平成24年度での育児休業取得率は、男性3.7%、女性96.5%でした。
これから社会に出て、結婚、子育てに立ち向かう、今年成人の日を迎えた女性たちへ。
何はともあれ現状の日本は、まだまだ女性に働きやすい環境ではないように思いますが、あきらめないでほしい。
私たちも子供を産み、育てながら働ける会社環境を作っていかなければならないと思います。現在、30代の就職は難しいと聞きます。家庭をとるか?または会社を取るか?両方とってなにが悪い。そう開き直るぐらいの強さと覚悟が必要だと思います。
会社で一緒に働くメンバーとして、子育て中のお母さんを応援して、負担は増えたとしても社員も覚悟して臨んでいけば、お互いの道が広がっていくと信じたいです。
覚悟とは、自身に不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。
大人になる意味は、自分ひとり幸せになるというのではなく、周りの人の幸せも考えていくことなのかもしれないとアラフォーになって気づいてきたかな?
時間は容赦なく進んでいきます。さあ、大人になった今からでも遅くない、大人になる意味を考えて、誰かをあてにするのではなく、自身で立って歩きましょう。