円安の動き
外貨建て投資関係の仕事をしている上で、2014年の一番の出来事は1ドル=120円台をつけたことです。
7年4か月ぶりの相場です。
2011年、東日本大震災後の3月17日に1ドル=76.25円をつけたのを記憶していますか?
あの時は投資というモードではなかったけど、考えてみればパニックが一時的に起こっても、正常なマーケットへ必ず戻るのだから、あの時、ドルを買い、株を買えた人は、ずいぶん儲けた人もいられるのではないでしょうか?(どこで売れたかで話は違いますが)
為替が動く理由として、低金利の通貨は売られ、高金利の通貨が買われるという説があります。日本は低金利。アメリカは金融緩和も終わり、いつが利上げか?と騒がれているなか、来年のドル・円を考えれば円安傾向は続くとしか思えません。
私も仕事上、ドルの投資をしています。3年前と状況は大きく変わりました。
海外ファンドも原油安、コモディティー安の影響で、下がるマーケットのトレンドが出たので、そこで結果が出せたことで、今年は海外ファンドの成績は良い感じです。
しかし、お客様の心理って面白いもので、今売ればファンドも上がり、為替も上がり、儲けもでるのに、「税金が怖くて」と話す方がいらっしゃいます。税金は儲けた分からしかとらないのだから、とお話しても、ドル投資をしているとそのままドルを持ち続けても、確定申告は日本国内での申告なので、円で税金の計算をし、額が決まります。だから税金を自分のお財布から出さなくてはいけないのです。
だったら、税金を払う分をドルから円に換えたらどうですか?とお話をする。今後インフレ懸念を考えるとドルを持っていて欲しいので、全部を円に変えないでくださいとお話をします。
2015年は、どのような年になるかな?
アメリカの利上げでどのようなマーケットが待っているのか?
期待もあるが不安もあります。
だからリスクを取れる範囲で投資を続けていきたいと思います。
皆様へ 素敵なお正月をお迎えください。