現金の落とし物
警視庁遺失物センターのまとめによると、平成29年度において東京都内で落とし物として届けられた現金は約37億5千万円で前年比2.1%増え、過去最高額になったそうよ。
景気の良さを表しているのかしら?
そのうち約27億円が持ち主に戻され、残りの約5億1千万円が拾得者に引き渡され、約4億8千万円が遺失者不明で東京都の歳入になったんですって。
落とし主が出ないと、そのお金は東京都の歳入になるのですね、そんなルールも知らなかったわ。
届出の多い場所は、商業施設などがある新宿、渋谷ですって。
傘の忘れ物も約33万点もあったんですって。
こちらは、年々数は減ってるみたいよ。
捨得物品点の過去10年の推移をみると、証明書類、有価証券類が多いそうよ。
みんなSuicaなどのICカードで電車の清算してるからですね。
各種プリペイドカードは株券や約束手形、小切手などと同じ有価証券とみなされます。
ポケットに収まる大きさが、落としやすさを招いているのかしら?
しかし、日本は忘れ物や落とし物をしても、たいてい見つかるわよね。
お買い物をして、おトイレに入った際に、荷物をもたずに出て、「あれ??お買い物袋ない!」
と思った経験ありませんか?
商業施設なら受付のお姉さんに言えば、忘れ物預かり場所にちゃんと届けられていることがほとんど。
日本では、そのまま持ち帰っちゃおうと考える人は少ないわよね。
良い国で生活できていて幸せです。
警視庁の遺失分取り扱い状況に関心のある方は下記のリンクをのぞいてみてください。
www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/kaikei.html