確定拠出年金の加入年齢引き上げ案
厚生労働省は、確定拠出年金の加入年齢の上限を、引き上げる方針で提案したそうよ。
原則掛け金を拠出できるのは59歳までと決められています。
それを、個人型のIDeco(イデコ)は64歳まで、企業型は69歳まで拠出できるようにするというのよ。
これもできるだけ働けるうちは働こうという政府の方針なのね。
なにせ人生100年時代だから、枯渇する年金事情を少しでも和らげたいという気持ちからなんでしょうか?
確定拠出年金は、2001年10月1日から個人の積み立て、運用年金としてスタートしました。
今までは企業が支払って保険会社などで運用してもらい、将来受け取れる年金額が約束されていたものが、金利がつかなくなって運用も大変になってきたので、だったら一定額を会社や加入者が拠出するから、自分で運用しなさい。
そして、責任は自分で取ってください。つまり会社任せでは無い自己責任ということです。
運用がうまくいかない場合は、掛け金より減ってしまってもごめんなさいね。自分で責任取ってね。逆に運用がうまくいれば将来受け取れる年金が増えるということですから。
国の年金では、一人身の私は、65歳から受け取れる年金があってもその前に死んでしまえばもらえないので払い損ですが、確定拠出年金で積み増したお金は死亡一時金でもらえます。
65歳までは死亡保険に入っている感じでお金を積み増し、年金が必要となる年齢にきたら、年金としていただけるのですからそれなりに良いものだと私は思っています。
あと、この制度のよいところは、年金受給の年齢にならないとお金が引き出せないということです。
つまり、使い勝手の悪い積み立て金ともいえますが、長い期間で資産形成をするという意味で、投資の第一歩を踏み出した新社会人たちには、時間を味方につけて、積極的に運用していってほしいです。