訪問介護

母の退院が決まった。
しかし、それは自宅での介護のスタートを意味する。
気持ち的には、今後の不安よりもこれから先、今以上に楽しい生活ができるようにしたいという気持ちのほうが大きい。
訪問介護の内容は
- 病状の観察
- 精神的なサポート
- 医療的処置
- 清潔の介助
- 排せつの介助
- 栄養指導
などです。
地域を担当するの看護師が家庭を訪問して、医師の指示のもと、療養生活の支援、相談、医療処置や精神援助してくださる。
訪問介護は、医療保険か介護保険で利用できる。
どちらの保険を利用するかは、病状で決まる。
私の母の場合は、医療保険での訪問介護になる。
母は飲み込みがうまくできないので、体に点滴を入れるためにポートという入口を鎖骨の下あたりに作りました。
これにより、毎回血管に針を刺さなくてよいので、家族が点滴交換をできるようになります。
しかし、ポートに入れる針は毎週交換しなくてはいけないので、訪問介護を利用して針の交換をしてもらうことになります。
費用の目安は1割負担で週2回訪問の場合、月1万円ぐらいです。
ほんと、健康保険のありがたさを感じます。
しかし、医療には見えないお金がたくさん必要なことを実感しています。
例を挙げると、母がお風呂に入る時、ポートという点滴の入り口をガーゼで濡れないようにカバーして、その上に防水シールで覆わなくてはいけない。
その防水シートのお値段が高い。
10センチ×10メートルで6600円です。
1回に40センチ必要だとすると、1回のテープ代が260円かかる計算になる。
その他に、消毒剤、コットン綿、体に優しいテープなど医療関係の消耗品は高いです。
食事も気をつけなくてはいけないので、飲み込みやすい食事をサポートしてくれる食品カタログなどを利用して、手抜きはできるが自分が食べる以外に用意しなくてはいけないので、プラスでの費用となります。
これからが本番です。
いろいろな出来事があると思います。
楽しみながら普通の生活の喜びを感じたいと思います。