子育て費用贈与非課税
今日のニュースで、政府は祖父母や親が20歳以上の孫や子に結婚や出産、子育ての費用を贈与する場合、贈与税を非課税とする制度を2015年度に新設する方針だ。
14日に衆議院の選挙というけど、結果はわかっているから15年度の税制改正大綱に盛り込む準備を始めているのかしら。
結局は少しお金のある高齢者、おじいちゃん&おばあちゃんや親たちの個人資産を世代間移転するという制度だ。
非課税贈与には。
- 生前贈与の方法で、1年間基礎控除(110万円)の活用。
- 直系尊属からお住宅取得の贈与を受けた場合の非課税(1000万円)
- 教育資金の一括贈与(1500万円)
などがあるが①以外はそれぞれには条件がある。②の場合は住宅を買う。③の場合は教育以外にはつかえない。
来年始まろうとする制度にも条件がある。
今度の制度は、少子化政策につなげるという目的で、結婚費用や出産、子育ての費用が入る。
結婚費用は披露宴代や新居の家賃などが対象に入り、上限は300万円として設けるらしい。
分娩費用や不妊治療費なども対象となる。子育て費用としては、ベビーシッター代、保育料なども対象になる。
もちろん贈与を受けるために、金融機関に贈与を受ける子、孫の専用名義口座を作り、口座内から非課税でお金をおろせる仕組みだ。
ただし50歳までに使いきらない場合は課税対象となる。今のところ来年度導入で1000万円で新設というのが有力だが、金額は1500万円で新設してほしいと内閣府などに要望はでているらしい。
一部のお金持ちのご家族には恩恵があっても、それほど持ってない一般人からしてみれば、うらやましい制度である。
相続税でもっていかれるお金ならば、現役世代の子、孫に使えるお金を非課税で渡そうという制度。
安倍ノミクスで株式で儲けたおじいちゃんやおばあちゃんがいたら、株を売って、ぜひこの非課税贈与を使い、現役世代に渡して、どんどんお金を使ってもらってください。
もちろん子供、孫に使うのではなく自分のために使っていただくのが一番良い方法だとも思いますが。