バーゼル委員会と日本国債

黄色オレンジ

バーゼル委員会が、「各国銀行の国債保有を規制する予定」というニュースを見ました。

 

バーゼル委員会では、世界的に低金利環境が続く中、将来の金利上昇リスクが高まっているなどとして、より厳格に銀行の金利リスクをしましょうという方針を打ち出しました。

このバーゼル委員会とは、銀行を対象とした国際金融規制を議論する場として、G10諸国の中央銀行総裁会議により設立された銀行監督当局の組織です。

 

16日の東京市場で、日本国債の10年最長期債利回りは一時0.225%と過去最低水準を更新したそうよ。

NY市場で、10年米国債利回りは1.756%と1年8か月ぶりの低水準を付け、30年債も2.393%まで一旦低下して過去最低水準を更新したんですって。

アメリカ30年債も3%を切っているのね。

 

自己資本の積み増しによる対応となった場合には、海外プロジェクトなど長期の貸出金や、国債保有のにも影響がでるのではないかと懸念もでるわね。

だって、国債は銀行が買い支えている状況なんだから、この規制で銀行が国債を手放さなくてはならなくなった時、国債価格は下がり、金利は上昇というシナリオが見えてくるわ。

 

今の変動金利住宅ローンは、見るたびに下がっているように感じるけど、そろそろ転換時期が来るのかしら?

バブル時代は変動金利が8.5%に達したこともあったのよ。

バブル時代を除いても平均4~6%というのが常識なら今は本当に安すぎるって感じよね。

 

しかし、現状、日本国債の保有者は9割以上が国内の投資家、このまま国債を発行し続け、どこかの段階で余剰金や日本人の個人資産が枯渇し、外国投資家が日本の国債を買ってくれずに、国債の消化がうまくいかなくなった時には、国債が暴落する代わりに、長期金利が上昇する動きになるのよね。

今の日本は金融緩和を続けている最中、急に金利が上がるとは考えにくいわね。

日銀総裁黒田さんが現役中は、金利は上がらないとみてもよいのかしら・・・。

と言いながら、格付け会社のフィッチが日本国債の格付けを12年5月以来引き下げました。

格付け「A」はイスラエルやマルタと同じで、中国やチリより一つ下になんですって。

21段階の上から6番目になるのね。かつてはトップクラスの日本国債がチリよりしたになってきたかと思うと、日本の未来はどうなるの?と不安が増すわよね。

 

デフレからインフレへ、現金からものへと言われているけど、お金の価値は変わるの?

しかし、またいつかインフレからデフレへと変わるなら現金をそのまま持っていても金利が上がるから大丈夫じゃない?という気持ちにもなってしまいます。

 

Sell in Mayとならない相場であってね。

しかし、私は去年株をすべて売っているので、資金はあるのよね。

私の場合は、Sell in Mayのあとの相場を期待して待つことにするわ。

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