いまどきの高齢者

銀杏

縁があり、5年前に老人ホームをお世話させていただいた今年91歳になる友人に、敬老の日ということもあり、シルバーウィークに中に会いに行きました。

 

相変わらず彼女は元気でいました。

年をとると骨が弱くなり、狭窄症の症状も出ているので、手押し車を使いながら待ち合わせのホテルのレストランへ来てくれました。

 

「老人ホームはお刺身とか生ものは少なくて、お肉も豚肉の薄いのばっかりで脂身が多く口に合わないわ」

と愚痴っていました。

食べることはあきらめてないから、彼女まだまだ長生きできるわ!と確信できました。

 

週末にNHKで「老衰死」という番組を見ました。

人間は年を重ね死に向かう時、内臓の働きがだんだんと落ちていくので、同じように食べて栄養を取っていても、消化器官が栄養を吸収できず、体重が減ってくるという現象がみられるというデーターがあるそうです。

よく「人間食べられなくなったら終わり」と言いますが、まさにそれなんだな?!と番組を見ていて思いました。

 

それに比べ、友人は食べたいものは食べられているから大丈夫!

食べることへの意欲が落ちていないので安心しました。

 

総務省が敬老の日に合わせて出したデーターだと、65歳以上の高齢者人口は前年比89万人増え3384万人で、総人口に占める割合は26.7%となり、人口、割合とも過去最高を更新した。

80歳以上の人も1002万人となり、初めての1000万人越えとなった。

日本の高齢者人口は欧米主要諸国の中で最も高い。

65歳以上の人口を男女別にみると男性は1462万人、女性は1921万人となっている。

 

総務省のホームページに「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで」という調査がでているので一度見てください。

http://www.stat.go.jp/data/topics/topi900.htm

 

調査項目の中で驚いたのが、「高齢者のネットショッピングを利用した世帯割合」の数値。

平成26年は12.0%となり、14年(2.1%)からの12年間で5.7倍に上昇している。

そういえば、自宅の近くのスーパーが閉店となり、母も買い物は車で大型スーパーへ行くしか手段がなくなっている。

パソコン&スマホは高齢者にも必需品となるのね。

年を取り、体が動かなくなった時こそネットショッピング、しかし使いすぎには気を付けてね。

 

ちなみにうちの母は、カタログショッピングで電話対応が安心するらしい。お話してくださるオペレーターさんのお客様対応で売り上げにつながるというわけね。

 

お金

前の記事

投資とリスク
つれづれ

次の記事

ストーカー