債権者集会
戻ってこないお金の説明を聞きに行くというネガティブな行動。
とても腹立たしいのですが、なぜ今回のようなことが起こったか?今どういう状況なのか?を聞くためにと、債権者集会というのがどのようなものなのか?実際に参加してみたいという気持ちで行ってまいりました。
管財人からどのような経緯で、今回の状況になり、今確認できる財産額の説明を受けました。
227億円を集めて破綻した会社は、今確認できる財産が24億円、他にシンガポールの銀行に十数億円があり、まだ確定できない資産がいくつかあるということでした。
なぜに、200億円がなくなってしまったのか?
破綻の概要は、、、、
本来なら投資家から集めたお金で医療報酬債を購入し、社債として存在しているはずが、医療報酬債の買える範囲を超えて資金を集め、運用できないまま投資家への金利を支払うために別の関係ないファンドや海外の不動産などを購入したり、投資家への金利を払うために使われたり、医療報酬を購入する以外の目的でお金を使い込んで自転車操業を行っていました。
しかし、昨年10月に証券取引等監視委員会の調査を受けた際に、社債の発行を停止を命じられたために資金繰りができずに破綻し、破産手続きに至った。
いつからやっていたの?というと報告文では設立4期目(平成21年6月)以降から、損失を計上していたそうだ。
だったら、なぜにその時点で新規募集を停止するなどの策がとれなかったのか?
または、この数年はそれを見破ることができずに業務を遂行してこれたということで、当局の調査は正しいものだったのか?疑問です。10年以上も続けて募集していたわけですから。
まだ全容は分からないのですが、これらの事件を起こした人は、何がしたかったのか?
本来ならば、病院経営や老人介護において、資金繰りが大変な病院へお金を貸す仕組みを作り、良いことをしていこうと考えていたのでは?
やはりこの事件は詐欺としか言いようがない。
まだ決着までには証券会社の破綻、会計会社の責任といろいろと捜査、調査が行われると思う。
この件では、自分の気持ちの中では「詐欺事件にだまされた」と幕を引き、前に進んでいかなくては。という気持ちにしようと心がけている。
悔しい気持ちで終わるより、よい勉強をしましたと笑い飛ばせるのか、ほんとこれからが勝負だと思うわ。
負けないわよ!