なぜ人はだまされる?
なぜ人はだまされるのでしょうね?(MRIインターナショナル事件)
米資産運用会社「MRIインターナショナル」(ネバダ州ラスベガス)による巨額詐欺事件で、米連邦捜査局(FBI)は9日、同社社長エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ被告らを詐欺罪などで起訴したいうニュースがありました。
この事件の手口は、アメリカの医療機関に診療報酬を請求する権利を買い取って回収するという事業に投資するという内容で、投資家からの資金を調達運用して年利6~8.5%を配当でお支払するという美味しいお話。
日本の投資家から約1800億円をだまし取ったという事件です。
珍しい事件では無く、このようなことが度々ニュースになると思うのですが、なぜに何千万人もの人がお金を入れてしまうのかしら?
だれがそのような商品をあなたに勧めたの?
と、投資アドバイスをしている立場から聞きたくなってしまう。
結局のところは、運用などせずにいるものですから、既に投資している方々に配当を出すために、新しい投資を募りお金を入れて回していくことになるのですが、お金を回せなくなった時点で破綻し、事件が発覚するのです。
日本にも診療報酬ファンドはあります。
こちらは日本の健康保険の仕組みの中で運用しているので、日本の医療報酬制度が今のまま運用している限りは大丈夫だと思っています。それに配当は年利2.4%と配当もMRIに比べたら3分の1です。
しかし、今の時期この2.4%という数字も株式投資と比べたら低い利回りと感じる人も多く、たくさんの資金がよその投資先へ動いたという噂を聞きました。
現在、株式市場もギリシャ問題で7月8日の日経平均は622円安で引けたが、9日は117円高、本日は下げでのスタート。為替も円高へ少し動いている。
このようなときに仕掛けられるのは変人か、わけのわからない人。
普通は様子見でよいのではないかと私は思っている。
この頃、お客様からの積極的なご投資相談もないな!
早い夏休みに入っているのか?
今後のマーケット次第で動こうとお考えなのか?
私もアドバイザーとして、だまされたと言われないアドバイスを今後もしていかなくてわ。
お客様の立場に立って、正直さと誠意を忘れずに仕事をしていこう。