一括贈与

一括贈与した場合に、贈与税が非課税となる措置がある。

  1. 教育資金の一括贈与
  2. 結婚・子育て資金の一括贈与
  1. 父母・祖父母等が子・孫に教育資金を一括拠出した場合、1500万円まで贈与税が非課税となる。
    基本、教育資金に使ってください。もらえる人の年齢は30歳未満。
  2. 父母・祖父母等が、子・孫に結婚・子育てのために一括拠出した場合、1000万円まで贈与税が非課税となる。
    不妊治療、分娩費、出産および育児に要する費用。挙式費用や新居費用など。
    挙式費用などの非課税枠は300万円まで。
    2022年4月1日以降は18歳以上50歳未満がもらえる人の年齢制限となっている。
    (今は20歳以上)
  1. の制度では、2013年の導入当初は67,581件だったのが、2019年では9413件まで減少している。
  2. の制度も2015年の導入当初は4712件だったが、2019年では212件に減少している。

この制度は、相続税の負担軽減を目的にしているのではないかと指摘を受けて、見直しが行われた結果、2021年4月1日以降の拠出分については、受贈者が贈与税の孫、ひ孫の場合は、贈与者死亡時の管理残額に相当する金額。
相続税額については2割加算が適用となるらしい。
父母・祖父母の皆さん、2割加算にならないようにするには長生きしてください。

あと、年齢制限があるから、それまでにいただいたものは目的をもって使いきりましょう。

基本契約終了時に残額がある場合は、贈与税の対象となる。

この制度を使える子・孫たちよ、君たちはほんとうに恵まれている。

両方の制度は2023年3月31日までの適用期間となっている。

来年度は制度改正があるので、どのように変更されるか?
なくなるか?
注目だよね。

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