バリュー株とグロース株
「バリュー株」と「グロース株」の違いは?
バリュー株は、本来の企業価値よりも株価が低い状態にある銘柄。
すでに成熟した業種の企業などで、話題性が低い企業が該当します。
銀行や製造業があげられます。
グロース株は、業績や利益の成長率が高く、今後も高い成長が見込める銘柄。
今、そして今後に成長が見込まれる企業で、業績が急拡大している革新的なサービス・商品を提供している企業が多く含まれ、ITやテクノロジー関連があげられます。
GAFA(Google,Apple, Facebook,(現Meta)、Amazon)など。
2007年のリーマンショック後は世界経済が低成長、低金利を背景にグロース株優位の期間が続いていたが、コロナショックから経済活動正常化への期待や長期金利の上昇を受けて、今はグロース株からバリュー株に転換してきている。
なぜ、金利上昇局面でグロース株が下落するのか?
A株 株価100円 PER10倍 → 益利回り 10%
B株 株価100円 PER50倍 → 益利回り 2%
PERが高い株は、金利と比較した益利回りの低さから投資魅力が低いために、金利が上昇すると売られやすい傾向になる。
だから今はグロース株中心のNASDAQが下落傾向になっている。
今一度、自分のもっている銘柄を精査してみては?
長ーく持ちたいバリュー株。
成長期待のグロース株。
今週末の10日は、アメリカのCPI(消費者物価指数)が発表です。
来週はQT(量的引き締め)が始まります。
少し荒れそうなマーケットですが、こんな時は嵐が過ぎ去るのを待つだけでよいかもしれませんね。
嵐の後に考えていきましょう。