損益通算
皆さん、株式にかかる税金の損益通算を理解されてる方はどのくらいいますか?
今年、上昇に乗ることができ利益がでて売却したり、高値で買ってしまい、下落後に戻らないと諦めて売却したという人もいるでしょう。
いくつかの売買で、利益があるという人で、今年12月までにダメな株を買っちゃったなぁ、、、
とお考えの人は、マイナスを確定して、年内で損益通算をしようとお考えの人もいるでしょう。
まずは、日本において株式取引でどのように課税されているか?
というと:
○株式を売買したときに、利益が出ていたら、譲渡益課税がとられます。(20.315%)
○配当金にかかる税金として、配当課税がとられます。(20.315%)
「取引している証券会社が1社しかないわ。」
という人は証券会社で損益通算をしてくれます。
しかし、いくつかの証券口座をもっていて、3つの証券口座ではプラスだけど、1つの証券口座にはマイナスしかない場合は、確定申告で株式取引間の利益と損失を相殺して、税金を少なくすることができます。
損失に関しては、確定申告をしないと相殺ができません。
逆に言えば、確定申告を行うことで1年間の損失を翌年から3年間繰り越すことができます。
大きな損失を出されている人は申告しましょう。
あと、NISA口座は非課税なので、口座内の損益通算はできません。
NISAは利益がでれば無税ですが、損失が出た場合は何もできないので、長い目で運用を続けていくのも手かもしれません。
今年も残すは1か月半、今お持ちの株式を見て、来年に持ち越すか?
年内の損益通算で一度仕切り直しをかんがえるか?
見直してみてください。
今年はインフレ抑制、これが終わると景気後退が懸念されます。
来年のためにも、現金がなくては株式投資もできないので、リスク管理はしっかりしていきましょう。