iDeCoで気を付けたいこと

令和2年度における厚生労働省の発表によると、新規大卒就職者のうち31.2%が3年以内に離職するというデーターがでている。

今の時代、転職をみこしてiDeCoにも加入しなくてはいけません。

では、会社を転職することになった場合、私のiDeCoはどうなるの?

答えは、加入資格や転職先の年金制度に応じて手続きをしなければいけない。

旧会社のiDeCoから、新しい会社でのiDeCoに変更。

iDeCoから企業型DC・DBに移管。

iDeCoから企業型DCとの併用など。

まずは、転職先の退職金制度を担当者に確認よね。

転職後、自営業、専業主婦などになる場合は、iDeCoの拠出は可能ですが、手続きは必要です。

加入資格が変わることにより、掛け金の上限も変わるので注意です。

企業型DCからiDeCoへの移管する転職もありますよね。

企業型DCの加入資格喪失後、6カ月以内にiDeCoへの移管手続きしないでそのままにしておくと大変です。

移管後の資産は運用されず、手数料も引かれます。

移管申込書に必要事項を記入して、金融機関に申し込みをしてください。

移管時に運用商品はすべて売却されて現金化されます。

移管後に新たな商品で運用していきます。

こう考えると転職時のiDeCoの移管の作業は面倒臭いなと思ってしまいますが、iDeCoの移管を忘れずに!

手続きには1,2カ月かかるので早めに動くことをお勧めします。

もし自分が利用しているiDeCoの金融機関が破綻した場合は?

いままで貯めていた資産はどうなるの?

年金資産は全額保護されます。

ただし、iDeCoで定期預金をしている場合は、保護される金額は1,000万円とその利息までです。

保険商品も9割しか保護されません。

投資信託は年金資産が分別管理されているので、全額保証されます。

このことからもiDeCoの資産の積み立ては投資信託を使うのがよいと思います。

現状iDeCoの加入可能年齢は65歳までですが、2025年より70歳未満までに引き上げられる予定です。

なので、もう自分は50歳もすぎたから遅すぎると言っている人いませんか?

遅いことはないので、まだ仕事しているならばここからでも老後資金づくりを始めましょう。

0金利の今、積み立て貯蓄でとお考えならばiDeCoでの投資での資産形成をしていくほうがいろいろなメリットを使い、賢く老後資金作りましょう。

次回はiDeCoでの資産運用で、どのような投資信託を選ぶとよいか?考えてみましょう。