母の確定申告
久しぶりに未亡人(母)宅へ帰ってきました。
父を亡くして早6ヶ月、母はのんきに
「私、確定申告しなきゃならないの?」
と質問してきた。
ママ所得税払ってるの?と聞くと、おもむろに公的年金等の源泉徴収票をもってきて、そこに書いてある税額は0円。
つまり、確定申告は必要なしですね。
しかし、母は気になる新聞の記事を私に見せてくる。
記事には、家計に余裕のない低所得の人が「臨時福祉給付金」をもらえるという内容のもので、母より多い金額の年金をもらう未亡人が、4月からの消費税増税により、
「生活には困っていない私がどうしていただけるのですか?」
という内容でした。
住民税が課せられない低所得者には1人あたり1万円、さらに年金生活者には5千円が加算されます。
●所得の少ない家計ほど生活に必要不可欠な食料品の消費支出の割合が高いことを踏まえ、消費税率の引上げによる1年半分の食料品の支出額の増加分を参考に、給付額を1万円とする。
● 26年4月からの消費税率引上げに加え、26年4月の年金の特例水準解消等を考慮し、老齢基礎年金の受給者等については、一人につき5千円を加算する。
・・・・簡単な給付措置
もちろん母もこの恩恵を受けれる人です。
遺族年金は課税されないのですね。
しかし、また矛盾を感じてしまいます。
私みたいなシングルで老後を迎える人には、夫の遺族年金はありません。だから、女性の厚生年金がもし夫を亡くして未亡人として受け取る遺族年金より受取額が少なくても、給付金を受けれないという人もでてくるということですよね。
同じ年金額でも負担の差はでるということですよね。
なんかほんとこの国は、夫を亡くした未亡人にはやさしいのですが、女性が一人で生きていくことに対しては厳しく感じます。
結婚ありきの考え方が改められないかしら