老人ホーム訪問

hanamizuki

震災前の春に、あるおばあさんの生活保護の申請のお手伝いをしました。

彼女は、天蓋孤独の身寄りもない方で、年金、貯蓄もなく、どうにかお掃除の仕事と遠い親戚の援助で生活をしていました。

しかし、唯一の親戚の方が亡くなり、収入も途絶えお家賃が支払えなくなり、年齢も86歳というお年だったので、都の老人ホームへ入る申請を行いました。なかなか公共の老人ホームには入れないのですが、彼女の条件と偶然のタイミングで申請から三ヶ月ほどで入居することができました。

 

訪問したホームは閑静な住宅街にある2階建ての素敵な建物。周辺には緑も多く、お部屋には窓から日の光が入り、狭いけれど個室でプライベートが守られている、理想的なホームでした。

 

私の老後の計画は60歳で老人ホームに入居すること。なぜなら、今いる部屋の整理をし、姪や甥たちに私の死んだ後始末の苦労はさせたくないと思っているからです。

 

しかし、老人ホームに入ると、食事の世話や身の回りのことをすべてフォローしてくれるスタッフさんがいて、健康面にも気を使ってくれるので、通常の一人暮らしより長生き生活の場所になりかねないと思いました。

 

入居条件が65歳以上と現役後を想定したものではなく、若い人と老人が交わって暮らせる、昔の3世代で共同生活するような感じの老人ホームもできたらいいな、と思いました。

 

だれかが見守ってくれるという安心感が大切。

 

両親の生活をみていても、昔は簡単に開けられビンの蓋を開けられないために、来年大学受験をする孫を呼び寄せ手伝わせ、近くに置いて便利に使いたいと言っています。まあ、都合のいい事だことww

 

総務省統計局(平成24年9月15日現在推計)は、高齢者人口(65歳以上)で3,074万人、総人口に占める割合は24.1%となったと発表。4人に1人はお年寄りという時代に入ってきたのです。私が仲間入りする20年後は、3人は1人がお年寄りという時代です。そうなることやら・・・元気な時に想像するのと、実際そういう年齢に達してからの現実は大きなギャップが生じると思うので、具体的に想像できない分、とても不安ですよね。

 

まあ、どうしよう、どうしょうと考えていても不安になるだけなので、まずは、健康に気を使い、老後への残り20年を満足のいく生き方で進んで行きましょう。カウントダウンが素敵な時間でありますように。

 

施設に入り、手厚いケアを受けつつ老後をエンジョイできれば幸せですよね。

もちろん長生きはよいことだ! 元気に長生きするぞ!

 

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