生命保険は強い味方
亡くなった父は生前、母を受取人として、一時払い終身保険に入っていました。
生命保険の場合は、銀行口座の凍結とは違い、簡単に現金化になる仕組みでした。
死亡したことを保険会社に連絡すると、受取人宛てに手続き用の書類が送られてきます。保険会社宛に報告する書類と、死亡診断書のコピー、保険受取人の印鑑証明書を同封して返信するだけの簡単な手続きです。親族を巻き込むことがなく、受け取ることができました。
保険契約者契約時に記載する書類の中で、死亡時に誰が受け取るかということを指定している場合、早く保険金を受け取る事がでました。
残された母に当面の生活資金が確保できて、家族としてはこのシステムがありがたいと思いました。
普通、遺族年金がもらえるまでは、2〜3カ月かかります、それまでに葬儀や入院費などたくさんの現金が出ていきます。
母が使えるお金が口座にあることは、子供たちにも迷惑をかけずに済むということです。父に感謝です。
死亡保険金のお受取りに関しては、相続税法上一定の金額までは、税金がかからない場合もあります。
日本の国はよいシステムがあるなと感心しています。遺族になって初めて感じることなのかな?
自分の死んでからの事をあまり考えたくはないのですが、一人暮らしの私に取って、いざという時のシュミレーションは必要だと思うし、その準備としてのお金も必要だとつくづく感じました。
何事も準備
父の死をきっかけに家族全員がたくさんの事を学びました。そして、父に感謝。
残された母には残りの人生を、健やかに幸せに過して欲しいと思います。