空き家
今の社会問題ともいえる空き家。
我が家族にもこの問題は起こっている。
祖父母の家を父からの相続の時に、弟がもらったが、その家は空き家としてもう25年以上なる。
既に弟は自宅を持っているから、セカンドハウスというには古すぎるし、もし母の亡き後、今母が住んでいる家も弟が相続することになると、弟が払う固定資産税が大変なことになる。
住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.5%。空き家個数は820万戸。
我が家族もそうだが、相続した土地に住宅が建っていれば更地よりも固定資産税は安い。
だから誰も住んでいない土地の家屋はほっぽらかしにしになってしまう。
今後政府も空き家解消に向け、固定資産税の見直しに乗り出す検討に入るともいわれている。
そうなると、ますます、どうする?と悩むご家族が多くなるだろう。取り壊すにも大きなお金がかかりますから。
だったらこの空き家を資産運用に生かそうと考えるが、なにせお金がかかってくる問題はすぐには動けない。
あと、不動産は株式などの売買とは異なり、今日のプライスはない。それに売却したいと思っても、一定の時間がかかるし、仲介業者を介してとなると売り、買いと手数料もそれなりにかかる。
売りを急げば不動産会社が買ってくれる場合もあるが、その時は自分が思っていた価格では売れないし・・・。
ますます、資産運用にはほど遠くになってくる。
住宅を売るときには、税制の優遇があるから利用したい。
注意しなくてはいけない点もあるが、売却損失がでる場合は、譲渡損失を最大4年間、所得から差し引けたり、自分が住んでいる家を売り、売却益が出る場合は譲渡所得から最高3000万円差し引ける場合もある。
あと、親と同居して、相続が起きた場合は、小規模宅地の課税の特例で、相続評価額の8割を減らせるなど、いろいろあるから、分からない時は、専門家に相談しましょう。
思い出のある場所を手放すのはさびしいが、自分たちの老後も考え動いておかないといけませんね。
財産、無ければ寂しい、あれば面倒? 良い知恵が欲しいものです。