相続税増税
今年も半年が終わろうとしています。
一番この半年で大きかった出来事は消費税8%かな?
来年の10月には消費税があと2%上がり、消費税は10%になる予定です。
もう一つ、気になる増税として、相続税の基礎控除が2015年1月1日から引き下げられることです。
基礎控除が6割に縮小されます。
今までは相続税の課税対象とならなかった人も、相続税を支払う人になる可能性が高くなるのですね。
相続税を払いたくないならば、財産を減らしてしまうしかない。そんな事になるなんて悲しすぎませんか。
仕事柄、ご投資家のおばあさんとお話していると、
「子供たちには十分したから、孫たちにお金を残してあげたいわ」
とか、
「まだ自分の老後もどうなるのか分からないからまだ贈与は考えられないわ」
とか、私にとっては羨ましいお話なのですけれど・・・どうしたら良いのかお悩みは増すばかり。
税金をたくさん納めても、感謝状をもらえる訳でなし。ならば、余裕の資金がある場合は、生きているうちに贈与をしましょう!
もらった人の喜ぶ顔を見ることができますね。
ただし、贈与も一定以上の金額になると贈与税の税率も変わるので、注意が必要ですね。
もし、孫に贈与を考えているのであれば、教育資金贈与非課税制度の活用が良い方法だと思います。
贈与が認められる非課税枠は1500万円。
条件としては、贈与された資金の使い道は教育資金に限られていること。
あと、贈与されたお孫さんが30歳の誕生日までに使い切らないと、残った資金については贈与税の対象となるので注意してね。
あと、この制度は今のところ2015年12月末までの時限措置となっているから、興味のある人は銀行へ行って、お話を聞いてみてください。
相続税増税まであと半年。
上手に備えをしていきましょう。