奨学金
センター試験が終わり、お疲れ様!!
と言いたいところですが、これから大学受験本番がスタートします。
あと1か月が勝負ですよ。
負けないでね。
今、今週末のセミナー資料を作っていて、人生の三大支出である教育費のデーターを作成するために資料を探していたら、奨学金の滞納者が増え続けてるという情報を見つけました。
財団法人 日本学生支援機構によると、2012年度末で奨学金を借りている人は全国で132万人、貸与額 1兆800億円。
滞納者は12年度 33万4千人。滞納額は925億円。
過去5年増加傾向だそうです。
奨学金には、無利子と有利子の2種類があり、もし有利子の奨学金を月5万円借りた場合、48か月として合計総額240万。年率3%で貸与した場合、返済金額は3,018,564円となり毎月16,769円を15年間(180か月)かけて返すことになります。
毎月2万の貯金も大変なのに、15年も払い続けていくなんて・・・。ふう〜息切れしそうですね。
保険会社が出している大学4年間にかかる教育費をみた場合、国立で約492万円、私立の文系で604万、理科系で720万という数字がでています。
最低でもあと250万から300万円準備してなもらわなくては足りません。
貸与人員も平成15年度:866千人→平成24年度:1,339千人と1.5倍以上拡大し、大学生の3人に1人が貸与している状況なのだそうです。
この4月から消費税がアップしても授業料や入学金には消費税はかかりません。
安心して。
しかし、定期券、文房具、参考書、習い事などには消費税がかかるのでご注意を。
教育資金の準備に対してですが、学校選択、どのタイミングで私立へ進学させるのか?ずっと公立でいくのか?
進学先の選択に応じてコツコツ貯めていくしかないわね。
富裕層のおじいちゃま、おばあちゃまは平成26年1月1日から相続税の基礎控除額が40%減らされてしまうのはご存じでしょうか。
相続税を払うなら、孫に使いましょう。
孫等1人当たりにつき1,500万円まで教育資金が非課税で贈与できる特例措置が2013年4月から2015年12月まであります。
残して相続税として国に納めるお金ならば、お孫ちゃんたちへ思いっきり使い、娘、息子を助けるのも大きい意味があるとおもいます。限られた人しかできない特例で一般庶民は奨学金に頼るしかない現実があるのだけれども・・・。
なんとも、悲しい話の終わりかたになってしまいましたが。
結婚して子供を授かった時から、その子供の成長と共に必要とされるであろうお金を、早め早めに準備しておく事が大切。何事もコツコツ積み重ねる事が大切ですね。
明るい未来のために