年金は得?
年金って得?
と聞かれたら私は「得よ!」と答える。
なぜならこれは国が補償する保険だからだ。厚生年金だったら掛け金の半分を会社が負担してくれて、年金支給になれば国庫が半分負担してくれるのだから、民間の保険会社より良い話じゃないかしら。
年金給付には3つの種類があります。
- 老齢年金 年を取って働けなくなってしまったとき
- 障害年金 障害者になってしまったとき
- 遺族年金 一家の生計を支えていた扶養者が死亡したとき
年金ってセイフティーネットなんですよね。「もしも」の時に長期間にわたって年金の受給が得られることなのです。
たまに、国が潰れたらどうなるのか?
という質問を受けますが、私たちが病気になってもすぐに病院に行けるのは健康保険がるからだし、年金も、働く世代に支払い、老後に年金という形で終身で保障してくれる制度。
なんとも長生きリスクにはありがたい制度です。
だったら、20歳から国民の義務として年金を納めましょうよ。
学生で毎月1万5250円の保険料を払うのが大変な人は国民年金の「学生納付制度特例」と言って便利な制度があります。きちんと申告をしておけば在学中、保険料を納めなくても受給するために必要な「受給資格期間」にカウントしてもらえます。
年金額には反映されないので、必ず特例を使った期間の掛け金は後で納めてね。そうすれば満額の国民年金が支給されます。ここで忘れてならないことは、申請をしておけば、この期間に事故や病気で体に障害が残った場合でも保障を得ることができます。2014年度では障害等級1級の場合、年額96万6000円の障害基礎年金がもらえます。もし申告していない場合はこの金額がもらえなくなるということです。
あと今年の9月までは過去の10年間の保険料を納められるチャンスです。国民年金保険料の納付には時効が設けられていて、原則2年以上前にさかのぼり納めることはでません。このチャンスを使い、将来受け取れる金額を増してみてはいかがでしょう。
しかし、もし10年間払っていない場合、一括で納めるとしたら約180万円近い金額を用意しなくてはならないから、厳しい話のようにも感じるわ。
私は年金を払っているから安心!と思ってはいけません。
老後に備えるためにの貯蓄、投資も必要ですが、老後の生活スタイル(いくらぐらい生活費がかかるか)も人それぞれ、発想を豊かにして、備えていきたいものですね。