顧客資産300兆円
2014年度末に主要証券10社が顧客から預かる資産は297兆円となり、2年連続で過去最高になったというニュースが水曜日の日経で書かれていました。
今の時点から過去を振り返ってみた時に、まさに2014年は安心して投資ができ年だったと言えましたね。
2014年度の日経平均株価は約3割上昇し、資産の内訳を見ても株式が170兆円と25%も増え、投資信託も50兆円を上回り17%増えました。
まさに2014年はNISA口座もスタートして、個人資産が預貯金から投資へ、特に株式市場へ動いていたのね。
これが、日経平均が下がらない理由なのかしら?
ヘッジファンドの商品を扱う立場としては、4月の後半の成績は下がったわ。
「1月から上がり調子だったものが、5月の連休中の約2週間で今年稼いだ成績の半分をマイナスにした感じになってくる」
と、お客様からの問い合わせの電話もいただくようになってきました。
おかしな話で、電話をしてくる方はいつも同じだ。
私たちも、そろそろ成績が下がってきたから電話くるかな?
と話していると、電話がかかってきます。想定内
そういうお客様はいつも同じことを言ってくる。
「先月売っておけばよかったですね。」
違うでしょ。
今の点で話ているだけで、あなたも持っているものは昨年から何パーセント上がりましたか?
先月売れば今月より少し良い成績だったかもしれませんが、5年後いくらになっているかわからないですよ。
と言たくなる。目先の小さな動きより長期スパンで考えてほしいわ。
私には投資のルールとして半分半分というルールがあります。
売ろうか売るまいかを迷ったときは、半分売り、半分残す。
投資をしていて、お客様からもよく言われるのですが、運用成績表を見ていても、数字だけで実感がないのですよね。特に、余裕資金でのんびり放置していると、成績の動きに対して関心が低くなり、上がっているにも関わらず売る機会を逃すこともあります。
今日も例のお客様からお電話をいただくだろう。
しかし、お客様の立場からいったら不安だから聞きたいのでしょう。
これも私の仕事。仕方ないわ。付き合わなくては。
全てに言えるが、始めるときは簡単でやめる時は苦しい。
投資も苦しい時にやめるのではなく、できるだけ苦しくない時点で売っていくために、始めた時にただ増えろというのではなく、10年で・・・・、価格が倍になったら・・・、ひとまず売るとかの自分ルールを作ってスタートしないとね。
そうしておけば、ぶれる気持ちも大揺れしなくなるのでないかな?!