プロスペクト理論

プロスペクト理論という言葉を聞いたことありますか?


これは、従来の投資効用理論では説明のつかない投資判断をしてしまうということ。
本来はリスクに見合ったリターンを求める合理的。しかし、投資家はリターンよりもリスクに敏感に反応して、収益がでている場合は損失回避で利益確定に動き、一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとして大きなリスクを取るよう投資行動が起きやすいという。

なんともうなずける行動ですよね。


この意味するところは、投資において、負けてくるほど、わけの分からない行動をとる可能性が高い。こうなってしまうと、投資は精神的な負担が大きいということになります。
私もアドバイザーとして 15 年投資運用をしていて、お客様と接して感じる運用をやってはいけない人の特徴をあげると:

  1. 短期で利益を求める
  2. 余裕がないのに投資する
  3. わけが分からないものに手をだす
  4. 増やしたくないと言って投資を続ける
  5. 人に言えない投資をする

2021 年 6 月末時点で日本のファンドラップを契約している残高は 12 兆円。
アメリカのマネージド・アカウントの残高は 880 兆円。

桁違いにアメリカの人のほうが保有残高が大きい。

それだけお金持ちがアメリカには多くいるのかな?
日本は、サービス料を別途いただくのを嫌うと思う。しかし、サービスに見合った見返りは必要だ。誰もが受けれるサービスは無料で、特別に受けるサービスには別途料金がかかるのを常識にしましょう。


あともう一つ、「損失なしでリターンを得たい」と言ってるひとは論外です。
2002 年プロスペクト理論は、行動経済学の基礎理論で、新しい分野をひらいたとしてノーベル経済学賞に選ばれてます。

つれづれ

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